経産省が小型バイクの免許取得において規制緩和を検討中のようです。
これが、普通免許で125ccのバイクまで運転できるかもとという事で話題になっていました。
そう簡単ではないのかもしれないが、排気量125ccの免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみた
現行の2輪免許制度
現行の2輪運転免許は、
- 125cc以下の小型2輪免許
- 400ccまでの中型2輪免許
- 400cc以上の大型2輪免許
の3段階制となっています。
途中でAT限定とかが加わったりしましたが、概ね排気量で分けられている感じです。
で、後存知のように、普通自動車免許で50ccの原付は運転できるようになっています。
この普通自動車免許で、125ccまでの小型2輪まで運転できるように緩和しようというのが今回の流れです。
上記の記事では具体的に普通自動車で乗れるようにするとは言及されていませんが、規制緩和で取りやすくとなればこの流れになると考えていいでしょう。
欧米ではすでにクルマの免許で125ccまで運転できる国もありますしね。
さみしいラインナップ
バイクに乗られる人はわかると思いますが、大型バイクに比べて国内の小型2輪のラインナップはなんともさみしいモノです。。
タダでさえ2輪など売れないところ、小型は売れないからメーカーも力を入れられないんですね。
申し訳程度にラインナップし、それもタイやらベトナムやら、小型のさかんな国で生産したのを輸入している感じです。。
ちなみに僕が乗っていたKSR110というバイクもタイで生産されたもので、国内ではラインナップから消えてもタイではモデルチェンジが続いてたりしていました。
今回の規制緩和も、いままでバイクメーカーの働きがけもあったようですね。
規制緩和にバイク乗りは反対!
普通免許で小型2輪が乗れるようになるので賛成という意見も多いですが、バイク乗りは概ね反対のようです。
小型とはいえ、50ccの原付とはワケが違うのでクルマの免許で乗れるようにするのは危険だ!というのが理由のようですね。
わざわざ小型2輪の免許を取得した人も複雑な気持ちでしょう。
小型2輪をナメるな!ってとこですかね。
わざわざバイクに乗りたいがゆえに免許を取得しているわけです。
とりあえず取っておく。。みたいなクルマの免許とは違うわけです。
そういうバイクの趣味性の高さから、よけいに一般人と差別化したいのでしょう。
まぁ、その気持ちもわかりますけど、規制緩和、別にいいんじゃないんですかね。。
ライダー増える方がよくない?
クルマの免許についてきたからといって、現代のライダーが懸念するほど爆発的に小型人口が増えるとも思えないですけどね。
いま、クルマで通勤している人がみんな125ccで通勤するようになるとも思えない。。
雨の日や、寒いとか駐輪場とかで結局クルマは変わらない気がします。
クルマ無い人で50cc持ってる人が125ccに変えるのはあると思いますが。
多少なりとも増えて(別に爆発的に増えても構わないが)、小型のラインナップが増えるほうがうれしいですけどね。。
運転技能に関してもちょっと乗ればすぐ慣れるレベルだし、ほんとに自信ない人は乗らないでしょう。
大型2輪免許を持ってても、乗れる自信がないバイクには乗らないでしょう。
バイクの場合ケガするのはたいてい自分なので。
そういえば、大型2輪の教習所での取得可能も、規制緩和によって実現したモノじゃないですか。
それで大型人口も増えたことでしょう。
小型2輪人口が増えて危険というのも、現ライダーの杞憂に終わってラインナップが充実いってくれたらうれしいですね。