メーカーの体質?
またもや三菱自動車がやらかしたようですね。。
当社製車両の燃費試験における不正行為について
当社製軽自動車の型式認証取得において、当社が国土交通省へ提出した燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるため、不正な操作が行われていたことが判明しました。また、国内法規で定められたものと異なる試験方法がとられていたことも判明しました。お客様はじめ全てのステークホルダーの皆様に深くお詫び申し上げます。
過去のリコール
三菱自動車は過去にも2度のリコール隠しで信用を失いましたね。
実際死亡事故が発生していて、トラックの外れたタイヤが母子を直撃した事故のニュースはまだ憶えています。。
あのリコール隠し発覚後は、企業一丸となって信頼回復に努めていた・・はずだったのですが。。
その当時もウチにたまたまリコール該当の三菱車があり、ディーラーへ行きましたがついでにいろいろ直してくれましたね。結局高くついてそうです。。
今回のはデータ改ざん
今回のは燃費データの改ざんで、一連のリコール隠しとは違ってますが、過去の事件があっただけに企業体質が問われてしまいます。
ま、そもそも実走行から乖離した『カタログ燃費データ』や、改ざん分の燃費などアクセルワークでどうとでもなる・・という点は置いておいて、一応相対評価としてユーザが購入の判断材料となるデータを改ざんしてるのはかなりの問題です。
燃費改ざんとなるとエコカーの補助金にも関係してきて、単に不具合を直してリコール対応とするわけにも行かなくなってきます。
改ざんといえば排ガスデータを誤魔化していた『VW』の事件が記憶に新しいところですが、先日購入した車を買い取る・・みたいなニュースがありました。
今回のも泥沼化しそうですね。
ついでに燃費計測方法も
現状の燃費計測って そもそも『実走行』ではなかったり、『スペシャルなドライバー』がチャンピオンデータを創り出して届けているだけなので、実走行との乖離も大きいんですよね。
『10モード』、『10・15モード』やら現在の『JC08モード』など、いろいろ変えてるわりには全然アテにならないですね。。
そもそも『10・15モード』は従来の『10モード』より燃費データがよくなります。。ってのが、『JC08モード』はまた減ってますから。
車業界に限らず、なんか実際の現象より数値だけやたらいいですよね。
ネットワークの速度やノートパソコンのバッテリー持続時間みたいな感じ。
実際に走らせるのは現実的にムリだろうし、相対評価として使わざるを得ないですけどね。
ついでにOEM も
今回のは『三菱』が OEM先として提供している『日産』からのチェックで発覚したらしいです。
もちろん『三菱』があってはならないことをしでかして、悪いのは言うまでもないんですが、そもそも『日産』だって自分の方が規模大きいのなら自社で開発すればいいんですよ。。
軽自動車の存在が無視できなくなっていますし。。
今回のもある意味リスクということでは仕方ないとこもあるでしょうね。
OEMって昔は『スズキ』みたいな軽メインの会社が普通車をラインナップするために車種をお借りしてますよ。。みたいな、大きいところから供給してもらってるイメージでしたけど、今はなんでもアリですね。。
ま、今回の件とは関係ないですが。