Windows 10 Mobile は相変わらず低空飛行を続けています。
iOSやアンドロイドに割って入ることができないのはわかっていますが、肝心のMicrosoftがやる気ないのが気になるところ。。
最近のニュースから気になったのは・・
端末を1台買うともう一台
Microsoftがプエルトリコを含む米国とカナダで、Lumia 950 XLを買うと無料でLumia 950がもらえるキャンペーンを実施している
日本ではないですが、Microsoft Lumia 950 XL を購入すると、Lumia 950 がもれなく貰えるというキャンペーンをやっていました。
そもそも Lumia シリーズは Microsoft純正(ノキア製)ですが日本では売られていないので、直接関係ないですが。
期間限定とはいえ、在庫が相当ダブついていたのがわかりますね。
スマホ事業縮小
スマートフォン(スマホ)事業を縮小し、フィンランドを中心に1850人を削減すると発表した。
Windows 10 Mobileの開発続行と、Lumiaのサポートは継続するそうですが、フィンランドにある研究開発施設は閉鎖するようです。
こうなってくると、かなり先行きが怪しくなってきますね。
撤退ともアナウンスしてないですが、積極的に開発をしていくことはなくなるでしょうね。
Build2016でもモバイル不在
マイクロソフトの開発者カンファレンス『Build 2016』において、Windows 10 Mobileの存在感が薄かったことが話題になっています。
開発者カンファレンスということで、開発環境やソフトウェアテクノロジーがメインで、ハードウェアにフォーカスしないのはわかります。
でもそこで紹介されている技術が、Windows Mobileでの開発を加速させるものではなく、iOSやアンドロイド上でのクロス開発を可能にするものであってはWindows Mobileの存在意義が薄れるだけですね。
そんな事も言ってられないのでしょうけど。
Microsoft内の閉じた世界でパソコン(Windows10)やゲーム機(Xbox)、モバイルデバイスを共通で動かせる、UWPというフレームワークがありますが、スマホがなければその意義も半減します。
これだとWindows Mobileを見放したと思われても仕方ないとこですよね。
今年がポイントか
モバイル開発は別のプラットフォームとクロス開発可能にし、OfficeはすでにWindowsでなくても使用可能。
Windowsの最近のアップデートではbash(UNIXのシェル)も使用できるようになりました。
条件つきとはいえOSのアップデートが無償でできるのもWindows10が初めてですね。
Windowsを軸に展開していく戦略ではキビしいでしょうから、戦略を変えてきていますね。
Windows 10 Mobile もどうなっていくのか。
ネイティブなアプリを開発してもらうのはなかなか難しいでしょうから、いかに他のプラットフォームのアプリ資産を共有できるか。
そこで当初アンドロイドなどからそのままWin 10 Mobileにプログラムを変換できるプロジェクトもありました。頓挫したようですが。
今はデスクトップアプリをUWPに変換するツール(プレビュー版)が公開されています。
変換ツールがあっても、なかなかすんなりとは行かないとこもあるでしょうが、どんな形であれアプリの拡充は重要ですね。
今後も注意して見守っていきましょう。