今年は後半にかけて徐々にハイスペックの『Windows10 Mobile』の端末も出ました。
前回の『Win10 Mobile 機種 まとめ』に続いて、ミドルレンジ以上の機種をまとめて紹介したいと思います。
ラインナップ
SONY VAIO Phone Biz
2016年4月発売。59,184円(税込)
比較的マイナーなメーカーが多かった『Win10 Mobile』端末の中で、待望の『SONY』から発売された本命機種でした。
CPU | OctaCore 1.5GHz+1.2GHz (Snapdragon 617) |
ディスプレイ | 5.5インチ(1920*1080) |
メモリ | 3G |
ストレージ | 16G |
Wifi | a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 4.0 |
カメラ(フロント/リア) | 500万画素/1300万画素 |
バッテリー | 2,800mAh |
サイズ(縦×横×厚さ) | 156.1mm×77.0mm×8.3mm |
重量 | 167g |
やや大きめのフルHDの5.5インチ、『Continuum』対応のCPU、アルミボティとガラスで高品位なデザイン、ミドルレンジ端末としてはバランスよくできています。
前モデルの『VAIO Phone』が名前だけの端末で酷評された反省もあるでしょう。
やや価格が高いように思いますが、『安曇野FINISH』として国内工場による品質チェック、『VAIO』の名前で買う人もいるでしょうね。
『Biz』という名称からも法人をターゲットにしていますが、これは『Win10 Mobile』が個人には売れないのでなにかと都合がいいのでしょう。
端末も特に法人に特化したものでもなく、逆にこれといってSONYらしいところもないですね。(そもそも昔のVAIOとは違うので当たり前ですが)
マウスコンピューター MADOSMA Q601
2016年7月発売。49,800円(税込)
BTOパソコンで有名なマウスコンピューター、前モデル『MADOSMA Q501』の後継機で、ミドルレンジにスペックアップして登場しました。
CPU | OctaCore 1.5GHz+1.2GHz (Snapdragon 617) |
ディスプレイ | 6.0インチ(1920*1080) |
メモリ | 3G |
ストレージ | 32G |
Wifi | a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 4.0 |
カメラ(フロント/リア) | 500万画素/1300万画素 |
バッテリー | 3,900mAh |
サイズ(縦×横×厚さ) | 160mm×83.2mm×8.7mm |
重量 | 176.5g |
いわゆる『ファブレット』と言われる、大きい6インチのフルHDのディスプレイを搭載しています。
本体も大きく、バッテリーも大容量の3,900 mAhを搭載していますね。
CPUやメインメモリは『VAIO Phone Biz』と同じなので『Continuum』も利用できます。
内蔵ストレージは32Gを確保、それでいて『VAIO Phone Biz』より安いのでコストパフォーマンスは高いですね。
もっとも6インチが許容できてデザインとかにこだわりがなければ。。の話ですが。
あと、『NuAns NEO』と同じく、『USB Type-C』を採用しています。
遅かれ早かれこの端子に統一されるでしょうから、今から買うならこちらの方がいいですね。
HP Elite x3
2016年9月発売。86,184円(税込、プレミアムパッケージ)
パソコンで積極的なHPが、ビジネスシーンでのシームレスな連携を目指して投入したのがこの『Elite x3』です。
ドッキングしてノートPCのように使用できるオプションなどが充実しています。
このスマホもメインターゲットは法人ですね。
CPU | QuadCore 2.2GHz (Snapdragon 820) |
ディスプレイ | 5.96インチ(2560*1440) |
メモリ | 4G |
ストレージ | 64G |
Wifi | a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | 4.0 |
カメラ(フロント/リア) | 800万画素/1600万画素 |
バッテリー | 4,150mAh |
サイズ(縦×横×厚さ) | 161.8mm×83.5mm×7.8mm |
重量 | 194g |
さすが国内唯一無二のハイエンドモデルですね。
スペックは全くもって申し分ないです。
価格も圧倒的に高いですが、スペックからするとコストパフォーマンスは全く悪くなく、かなり魅力的な端末ですね。
ま、実際買うとなるといろんな意味で勇気が要りますが。。
『VAIO Phone Biz』や『MADOSMA Q601』の『Continuum』は無線でしか起動できませんが、この端末は有線接続での起動も可能です。
個人的には『Continuum』にはあまり魅力を感じないのですが、その機能を利用するのであれば『メモリ4G』、『SnapDragon820』である『Elite x3』のスペックが必要でしょう。
もともと『Continuum』の動作環境として後から『SnapDragon617』が追加されたくらいですしね。。
この端末ももちろん『USB Type-C』ですが『3.0』で、防水でワイヤレス充電、虹彩・指紋認証と、スキがないですね。
個人的には発色がキレイなので有機ELというのもポイント高いです。
まとめ
2016年11月に、SoftBankから『503LV』というミドルレンジの端末も発売されたのですが、完全な法人向けのようなので除外しました。
スペックや今後使用することを考えたら『Elite x3』一択なのですが、さすがに高価ですからね。。
いまの『Win10 Mobile』の状況ではなかなか手が出しにくいですね。
下手すると『Elite x3』クラスのハイエンド端末は今後登場しない可能性はありますが。。
『MADOSMA Q601』がバランス取れていて買うならこの端末が良さそうです。